医者にもハズレがある。大ハズレもある。

今日で病院通いが4日目。

夫は元気になっているようで、それでもかなり疲れているようにもみえる。

今まで大病などしたことがない人が、体の不調を訴えるようになった。

今年の2月、夫は足が痺れて感覚がないと言い出した。

かかりつけ医に電話で相談したら、

「そんなこと聞いたこともない。多分気のせいでしょう」と言われた。

夫はかなり憤慨していたのだが、コロナだし、かかりつけ医はズームでの診療だけで、患者を直接診察することを拒否している。

しかし、その時、夫の下肢にはすでに血栓ができていたのだ。それを早く見つけていれば、肺に血栓が飛ぶこともなく、こんな状況になることもなかった。

このかかりつけ医には今年の1月から診てもらっているのだが、夫も私もこの医者ちょっと???と疑問符がついていた。

そのため、新しいかかりつけ医を探している時にこの事態となった。

医学生くんが実習をしている内科のチームが、夫のかかりつけ医にあなたの患者はいまこのような状態でICUに入院していますよとの病状の詳しい情報をメールで送ったそうなのだが、夫のかかりつけ医からは何の返事もなかったと憤慨していた。

医者にはあたりハズレがある。

かかりつけ医は残念ながら大ハズレだった。

夫の友人の奥さんも、肺炎で救急に運ばれ、そこで医師から心不全があるといわれたそうだ。

彼女のかかりつけ医は彼女の心臓の異変にも気づかず、彼女の訴えにも耳を傾けなかったらしい。それで彼女もかかりつけ医をすぐに変更した。

私には他の病院から流れてきた50代、60代の医師にはちょっと問題が多い人がいるように思える。

大学病院だからといって有能な医師ばかり揃っているとは限らない。

ただ患者を診ている勤務医には1日が過ぎればそれで良いと思っている人もいるのだろう。

今、夫の治療をしてくれている専門医チームは、30代後半から40代の医師ばかりだ。

彼らには知識と同時に飽くなき探究心がある。それが患者への適切な治療へと繋がっている。

そうでないと大学病院には残らないだろう。

かかりつけ医と言うのは、非常に重要な役目を担っている。

この状態ならこの専門医との医学的判断を下して、最適の専門医に送り届け、そこでの治療が終了しても終わりではなく、かかりつけ医がそれからの治療のフォローをしないといけない。

だから今夫を診てくれているチームがかかりつけ医(Primary care doctor)に連絡をとっても、返事がないと言うのは医師としてどうなのかと皆が憤慨しているのである。

あーーーーー、すぐにかかりつけ医を見つけなきゃと思いながらも、良い医師はすでに患者数がマックスに達していて、新規の患者は取らない。

どうにかして見つけなければと、気ばかり焦る。

ちなみに、我が夫、昨日の夕方には一般病棟に移される予定だったのだが、病室の空きがないみたいで、今だにICU。

繋がれていた管も取れたので、元気にICU担当の看護師さんと、あそこのコーヒーが美味しい、ここのケーキも美味しいわよ、なんてたわいない話をしながら過ごしたメモリアルデー、祭日ザマス。

上の写真は、大学病院のカフェテリアでのランチ。

久々のおいなりさん。